Surina King どのくらいさかのぼって話をすればいいでしょう? 体重が120ポンド(54.4kg)あった幼稚園の頃でしょうか? 168ポンド(76.2kg)あった小学校4年生の頃でしょうか? 高校1年生のときには、体重計の針は249ポンド(112.9kg)を指していました。学校の廊下で、同級生たちから「ジャバ・ザ・ハット!」(映画『スター・ウォーズ』に登場する巨大な怪物)などとはやしたてられ、辛く屈辱的な思いをしていました。
泣きながら家に帰る日々が続き、すっかり学校嫌いになりました。体育の時間を欠席する許可をとるために、両親の筆跡を真似してサインをしたりもしました。心の痛みをいやしてくれるのは、食べものと芸術に対する関心だけでした。私は想像力を駆使して、自分の理想の体を絵に描きました。その頃 、身長はすでに5フィート10.5インチ(約178cm)あったので、体重を減らすことができれば素晴らしい体になれると思いました。引き締まった体を手にするための長い旅は、このとき始まったのです。
挫折の日々
まず試したのは下剤ですが、これは気分が悪くなり、思うようにうまくいきませんでした。そこで、女性のためのフィットネス・クラブに入会したいと、両親に頼みました。そして入会してから4カ月後、体重は229ポンド(103.9kg)に落ちました。「やった!」私は自分が描いた絵に確実に近づいていると感じました。でも、それも束の間、体重はすぐに238ポンド(108kg)へと増えてしまったのです。